GSX550L

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ナナハンキラーキラー

SUZUKIの主力シリーズであるGSがGSXに代わっていった時代

1982年のケルンモーターショーでデビューしたのがGSX550E

1983　SUZUKI　「 GSX550E 」

DOHC4バルブ、TSCCヘッド、フルフローターサスペンションなど最先端の技術を盛り込んだモデルがGSX550Eである

そのGSX550Eから装備をはぎ取って廉価版のスポーティーモデルを出す話になった

ところがどっこい完成したのはアメリカンスタイルのGSX550L

どうも開発途中で路線変更したようでいろいろとバランスがおかしいアメリカンになった

エンジンが空冷化されて出力が落ち・・・ずに64馬力フルに発揮、アメリカンなのに

10000rpmを超えて回る高回転モデルで5000rpm付近に谷があって7000rpm付近から弾けるように加速する2ｓｔみたいなエンジン、アメリカンなのに

GSX550Eからスタイルの変更で重く・・・ならずに逆に10ｋｇ軽量化、アメリカンなのに

レーサーレプリカブームに乗ってフロント16インチホイール、アメリカンなのに

SUZUKI自慢のスポーティなフルフローターサスペンション、アメリカンなのに

GSX550Eは四角断面パイプフレームなのにより高剛性な六角断面フレーム、アメリカンなのに

アメリカンなのかスポーツ車なのかよくわからないが

スタイルはアメリカンなので基本リア荷重

結果、どこに飛んでいくかわからない代物でかなりの暴れ馬

反省したのかマイナーチェンジでフロントに大径ホイールを装備したが根本が解決していない

1986　SUZUKI　「GSX550L（Ⅱ型）」

乗りこなせれば速いGSX550L、パワーウェイトレシオは驚愕の2.9kg/PS

比較として、ナナハンキラーで有名なRZ350のパワーウェイトレシオが3.17kg/PS

1981　YAMAHA　「RZ350」（詳細はクリック→RZ350）

鈍重なアメリカンだと思ってGSX550Lにちょっかい出すと

返り討ちに遭うから気をつけろ

SPEC

注：仕向地等で誤差あり

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